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ダライ・ラマ法王 ポルトガル訪問

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2001年11月28日
訪問最終日発表

ダライ・ラマ法王はポルトガルの主要メデイアと、個別インタヴューを行った。法王はポルトガルのジョルジェ・サンパイオ大統領とともにリスボンの古代美術館を訪問した後、大統領とほぼ45分間に及ぶ会談を行った。この会談は当日報道各社に発表されたが、美術館には多数の報道陣がつめかけていた。

法王は午後記者会見を行った後で、リスボン市内、ホームレスのための病院と社会福祉センター近くの平和庭園開園式に出席した。

その後法王はリスボン大学に主賓として招待され、副学長、哲学部学部長、講演会主催者によって迎えられた。また講演に先立って同大学の教授陣に会い、英語で短いスピーチを行った。

法王聖下は、2千人収容のホールで「精神と科学」と題する講演を行った。法王は、仏教的概念と科学的認知について述べた。最後に質問が読み上げられ、法王がそれについて答えた。

ホールの収容人数の都合で講演を聴けなかった学生らが数百人いたが、その多くは法王に敬意を表するために講演終了まで待っていた。

新聞報道は大々的なもので、法王の人柄とチベット人の運動に対するポルトガル人の深い興味を示すものであった。法王のポルトガル訪問最終日も、新聞のトップニュースになった。

このようなポルトガル国民の熱狂と興味の自然なあらわれは、訪問期間を通じて感動的なものだった。

法王の歴史的な初のポルトガル訪問は、ポルトガル社会に深い印象を与え、メデイア、社会、政界に、チベット問題に対する深い認識を植え付けた。

法王は、イタリアで開催される教育プログラムに参加するために、明日ポルトガルを出発する。